ブログ以上聖書未満

書評、料理、ブログ論をブログ以上聖書未満のクオリティで発信します!!

「小説感想」 苦しくても生きる理由~永遠の0編~

オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

 

★6個です!!

 

基本的には戦争の話なため

 

専門用語が多いです。

 

そのため少し読みにくいです。

 

さらに姉の恋愛の話は

 

この小説にいらないと

 

感じました。

 

しかし、戦争を知るきっかけには

 

良い小説です!!

 

 

 

 

 あらすじ

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。

*1

 

 

 

 

 

 

 

永遠の0」で何が解決したのか

生きるのが辛くないですか??

 

人間誰もが生きるのが

 

辛くなることはあります。

 

そういうときに

 

なぜ生きなければいけないのかが

 

この小説でわかりました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ有り。。。

 

 

 

佐伯健太郎

 26歳の弁護士を目指す

 

浪人生です。

 

しかし、現在は

 

ほとんどニートです。

 

フリーライターの姉である

 

「慶子」の仕事の1つである

 

戦争体験者の証言をまとめ

 

本を出版する

 

手伝いとして

 

実の祖父であり

 

特攻隊で戦死した

 

「宮部久蔵」の調査を行います。

 

そして、この調査を通して

 

「宮部」が関わった

 

多くの人に影響を与えたことを知り

 

人のために尽くしたい

 

気持ちを取り戻し

 

もう一度、司法試験に挑戦します。

 

 


佐伯慶子

 30歳のフリーライターです。

 

気を使いすぎ、感情が表情

 

出るタイプなため

 

ライターには不向きな性格です。

 

そのため、今回の戦争体験記

 

出版で飛躍を図っています。

 

また、このプロジェクトの

 

主催である新聞社

 

上司の「高山隆二」から

 

交際を申し込まれます。

 

当初は、経済的で仕事にも

 

理解がある彼との交際に

 

前向きでしたが

 

「宮部」が愛する妻のため

 

命がけで生き残る姿を聞き

 

好きな人と結婚すると決め

 

交際を断ります。

 


宮部久蔵

 「健太郎「慶子」

 

実の祖父です。

 

十代で両親を亡くし

 

生きるために海軍に入ります。

 

毎日の厳しい自主訓練により

 

天才的な操縦技術を持っています。

 

しかし、生きて帰る

 

妻に約束しているため

 

撃墜するよるも

 

撃墜されないことを重要視していました。

 

そのため「臆病者」

 

言われていました。

 

しかし、特攻機を援護する

 

直掩機で守り切れず

 

撃墜される姿を見て

 

自分の命

 

彼らの犠牲の上にある

 

感じます。

 

そのため、特攻の際に

 

生き残るチャンスがあったが

 

それを以前、命がけで守ってくれた

 

今の健太郎「慶子」の祖父である

 

大石賢一郎」妻子を守って欲しい

 

伝言を残し戦死します。

 

 

ベストオブキンプルポイント

  • 生き延びる努力

 

ラバウルで彼の部下だった

 

「井崎」が被弾した際は自爆したいと

 

言った際に

 

自分が死んで悲しむ人

 

いるならどんなに苦しくても

 

生き延びる努力をすべき

 

言います。

 

これは現代の日本でも言えます。

 

仕事や人間関係が

どんなに辛くても

自分が死んで悲しむ

人がいる限り

生き延びる努力

しなければいけません!!

 

 

大石賢一

 国鉄職員として働き

 

30歳を過ぎてから

 

司法試験に合格し弁護士になった

 

苦労人です。

 

清貧な弁護士であり

 

健太郎が弁護士を目指した

 

きっかけでもあります。

 

戦時中は、特攻隊員として

 

「宮部」の教え子だった。

 

その際、「宮部」が体を張って

 

特攻隊員仲間の名誉を守りました。

 

そして、今度は彼が「宮部」を命がけで

 

敵機から守りました。

 

そのことがきっかけで

 

特攻の際、エンジンの不調

 

不時着できる可能性のある

 

ゼロ戦「宮部」から

 

託されます。

 

そして、妻子を守ってほしいという

 

「宮部」からの伝言を預かります。

 

そのため、戦後

 

健太郎祖母である

 

「松乃」と母の「清子」

 

援助します。

 

その過程で「松乃」に恋をします。

 

そして、「松乃」

 

生まれ代わっても帰ってくるという

 

「宮部」の言葉から

 

彼を「宮部」生まれ代わりだと

 

感じ結婚します。

 

 

長谷川梅男

元海軍少尉です。

 

戦争で片腕を無くしたため

 

戦後は仕事に就きにくく

 

最終的に故郷へ帰りました。

 

「宮部」を自ら志願して

 

入隊したにもかかわらず

 

命を大事にする臆病者

 

として嫌っていました。

 

 

伊藤寛次

 空母である赤城の搭乗員でした。

 

自分と真逆な性格である

 

「宮部」に対して好印象を持っています。

 

 

 

井崎源次郎

 元海軍飛行兵曹長です。

 

貧しさから入隊します。

 

ラバウル「宮部」の部下だった際に

 

生き延びることの重要性を教えられます。

 

 

永井清孝

 元海軍整備曹長です。

 

「宮部」臆病なところは嫌いだが

 

自分の整備技術を認めている点は好きでした。

 

 

谷川正夫

 「宮部」とは上海の航空隊で一緒でした。

 

その後、フィリピンの空母で再開しました。

 

「宮部」想いを寄せる女性

 

話をしたことで

 

故郷に帰った際に

 

好きな人と結婚しました。

 

 キンプルポイント 1

  • 自分を見ることへの恐怖

 

彼は「宮部」特攻を拒否

 

した際に

 

不気味さを感じました。

 

それは本当の

 

自分を見る事への恐怖

 

感じたからです。

 

相手の行動に不気味さを

 

感じた際は

 

自分を見ている

 

認識することが大切です。

 

 

キンプルポイント 2

  • もてはやし 

 

初めての特攻を成功させた

 

「関大尉」軍神として

 

名をとどろかせました。

 

そして彼の母は軍神の母

 

としてもてはやされました。

 

しかし、戦後は戦争犯罪人の母として

 

村八分にされます。

 

このように誰でも

 

もてはやされる

 

ことはあります。

 

しかし、そのあとには

 

苦難が待ってること

 

認識しなければいけません。

 

 

岡部昌男

 元海軍少尉です。

 

戦後は県会議員として活躍しました。

 

戦時中は大学出身の予備学生であり

 

「宮部」の教え子の1人です。

 

彼は戦後

 

予備学生は戦後の日本に必要な

 

人材のため特攻に行かせたくない

 

という「宮部」の言葉を

 

糧にして仕事をしていました。

 

 

武田貴則

 戦後は一部上場企業の

 

社長として活躍しました。

 

戦時中は海軍中尉でした。

 

「高山」特攻隊

 

テロリストを同じ扱いに

 

されたことに激昂しました。

 

「宮部」の教え子の1人です。

 

 

景浦介山

元海軍上等飛行兵曹長です。

 

 戦場で「生きて帰りたい」

 

言っている「宮部」を憎んでいました。

 

しかし、模擬空戦で

 

「宮部」に負けたショックから

 

銃撃したことをきっかけに

 

「宮部」より長く生き残ることが

 

目標になります。

 

そして、自分の目標である

 

「宮部」を特攻に行かせた

 

海軍、そして日本を恨みます。

 

その日本に復讐するため

 

ヤクザになります。

 

直掩機として「宮部」特攻機

 

守れなかったお詫びとして

 

「松乃」を匿っていた

 

ヤクザを殺し救出します。

 

 

大西保彦

 特攻機が敵艦に体当たり

 

したかどうか確認する

 

通信員でした。

 

出撃した特攻機の搭乗員を

 

していたため

 

「宮部」が最後に

 

妻子を託した人物が

 

現在の祖父と判明しました。

 

 

永遠の0」のまとめ

 徐々に「宮部久蔵」

 

理解できます。

 

同時に特攻隊、戦争、日本軍

 

勉強にもなります!!

 

どんなにもてはやされても

自分を見ることへの恐怖を

恐れず

生き延びる努力をしたいです